1. 全国大会概要
日程:令和5年(2023)11 月18 日(土)・19 日(日)
会場:彦根勤労福祉会館大ホール
2. 大会趣旨
テーマ:「旧彦根藩の大名庭園と世界文化遺産登録 〜再生と未来〜」
令和5 年度の日本庭園学会全国大会は「江戸の大名庭園~再生と未来~」のテーマで開催されました。関西大会ではこれに引き続き、関西の大名庭園を代表するひとつである滋賀県彦根市に所在する旧彦根藩の大名庭園にスポットを当て、現地検討会ならびに公開シンポジウムを企画しました。現地検討会・公開シンポジウムでは、彦根市担当者や文化財庭園保存技術者から彦根城の世界遺産登録に向けての取り組みの現状や、玄宮園の保存管理・修理事業についてご報告いただき、彦根城を含み大名庭園の再生と未来についてディスカッションを行ないます。研究発表会では5件の発表が行われます。ふるってご参加くださいますようお願いいたします。
なお、関西大会は対面にて実施いたしますが、研究発表会ならびに公開シンポジウムはWeb 会議システム(Zoom)によるリモート参加も可能です。申し込みいただいた方に事前にID・パスワードをお知らせいたしますので下記の要領に従って事前にお申し込みください。
3. プログラム
11月18日(土):
【現地検討会(@名勝玄宮楽々園/彦根城/旧彦根藩松原下屋敷(お浜御殿)庭園)】
進行:日本庭園学会関西支部長 仲 隆裕
案内・解説:三尾次郎氏(彦根市文化財課) 片石高幸氏(予定)(文化財庭園保存技術者協議会正会員)
11月19日(日):
【公開シンポジウム】
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「旧彦根藩の大名庭園と世界文化遺産登録 〜再生と未来〜」
講演1:彦根城の世界遺産登録と彦根藩主の庭園(仮)
三尾次郎氏(彦根市観光文化戦略部彦根城世界遺産登録推進室)
講演2:彦根市名勝庭園管理アドバイザーと名勝玄宮楽々園の植栽整備
片石高幸氏(文化財庭園保存技術者協議会正会員/京都芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センター主任研究員)
【研究発表会】
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研究発表1
石工、井亀泉・酒井八右衛門のこと
加藤元信(文京区役所文化資源担当室 文京ふるさと歴史館)
研究発表2
浜離宮恩賜庭園新銭座鴨場における角落し堰による汐入の池の管理手法の考察
菊池正芳(公益財団法人東京都慰霊協会)
研究発表3
発掘庭園の保存と活用-朝倉館跡庭園特別鑑賞会のその後
藤田若菜(福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館)
研究発表4
大阪府島本町所在・水無瀬殿保存問題の顛末と課題
大澤伸啓(立正大学非常勤講師)
研究発表5
「大原来迎院・旧善逝院庭園跡の調査(仮)」
マレス・エマニュエル(京都産業大学文化学部)ほか
総会